Kintsugica’s Project at Nuit Blanche 2024

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『Kintsugi: In Praise of Cultural Resillience』

私はShuichiというアーティストネームで、北南米で唯一の金継ぎ師兼講師として多くの器を修復しながら日本の伝統文化全般を伝える活動をして来ました。
カナダは移民の国であり、人々は、世界中の国々から様々な事情で、それぞれの大切な器を持って移住して来ています。それは一家に伝わるものであったり、形見であったり、自分のルーツを示すものであったりするのですが、それが壊れてしまった時、ゴミ箱に入れることなど到底できず、彼らは何十年も保管しているのです。
壊れた時にはルーツとの繋がりが断絶してしまったかのような悲しみと痛みを覚えたでしょう。私はそのような器を直してお返ししながら、彼らが遠い故郷や祖先との繋がりを取り戻した喜び、そしてその器を必ず次世代に繋げてゆきたいという明るい希望を見て来ました。

トロント市の主催するアートフェスティバルNuit Blancheの今年のテーマは「Bridging distance」です。本企画は、移民の故郷との心理的な距離を繋ぐ活動を元にした、世界でも初めての金継ぎインスタレーション展となります。

本展示で、鑑賞者は器の所有者の故郷と器に関する思い出が床に印刷された小道を進みます。この道は薄暗く、鑑賞者自身も頭を垂れてゆっくり歩を進めることで器の所有者の孤独感や器が割れた心痛を追体験します。小道を進むと、祝福のように明るく照らされた金継ぎされた器の展示台に辿り着きます。そこではルーツと再び繋がった喜びと、その器(文化)を更に次世代に繋いでゆく希望を仰ぎ見、移民のレジリエンスにインスピレーションを得ることとなります。これは単に器やルーツだけでなく、移民してカナダに溶け込むまでの過程での困難も重ね合わせた物語となるでしょう。ただ金継ぎ作品を展示するのではなく、大きくナラティブ方面に踏み込むことで、訪問者の感情を揺さぶる今までにない展示となるはずです。

本展示には2つの特徴があります。

1.露出は当日だけではない
 展示に使う割れた器とそのストーリーを広く募集します。また、集まった器を修復する様子をオンライン配信します。それぞれの器の故郷の人々も修復に関する工程を一緒に見ることができ、カナダの人もより金継ぎに理解が深まった状態で会場に足を運ぶので、それぞれのストーリーがより深く印象に残る形となります。また、北米初の大掛かりな金継ぎ展示のため、大手雑誌やウェブメディアに取材頂く予定となっています。

2.金継ぎと漆、漆芸の啓蒙が行える
会場には金継ぎ、漆、周辺領域の工芸(漆芸)、歴史、文化的背景などを説明するパネルを設置します。漆や漆芸は全く知られていませんが、金継ぎだけは有名で多くの文化の盗用が行われていますので、本展示で注目を集める事で、漆を使用する本物の金継ぎや日本文化の分かりづらいところ(どのような歴史背景、ものの見方、考え方の果てにこのような技術が生まれたのか)についても世界中に発信できると考えています。

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Nuit Blancheは、文化の盗用がはびこる北米で正しい金継ぎと日本文化を広める大きな機会です。本プロジェクトを行うにあたって必要な諸経費は総額$25,000ほどとなりますが、Nuit Blancheからの支援金は$1,750となっており、個人で全て負担する事は難しい状況です。本プロジェクトを成功せるために、皆様からの温かいご支援を宜しくお願い致します。

小口支援金
e-transfer送金先
   mkariatsumari@gmail.com
   (Project Producer: Matthew Kariatsumari)

銀行振り込み先:
みずほ銀行 勝田台支店 1125743 コサカ シュウイチロウ

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どうぞ宜しくお願い致します。 Shuichi 拝